空飛ぶカメラ・・・っていうか、ドローン。

1年近くこのブログを放置していた間、ドローン撮影ばかりやってました。
なんで、しばらくはドローンネタ。

基本的なドローンとの出会いは、2018年の11月でした。
とある企業のドローンオペレーターが私の務める現場にフライトデモ(測量目的)に来てくれた時の事です。
それまで私は、「ドローン=空飛ぶカメラ」という認識もありましたが、
2017年頃、YouTube
「初フライトでロスト」とか、「墜落しました」とか
そんな動画をたくさん見てまして、
「こりゃ俺には無理だわぁ…」と思っていたのですが、
フライトデモを見て無理ってことはないなぁと感じたわけ。

実際に測量用のドローンが現場に配置されたのは、2020年の2月だったわけですが、
ドローンが面白そうだったんで2018年12月にAmazonで安いドローンを買って楽しむようになりました。
とはいえ、思いどおりになんか飛ばないし、映像はギクシャク&ぐるぐるして見ていると酔ってしまうしとんでもない状況でした。(この時点では「ドローンそのものが悪い」と思っているわけ)
なので、翌年1月には大枚20万円超を払ってDJI Mavic 2 Proを購入するも…
問題は操縦の「腕」「技量」「テクニック」なのだと思い知らされたわけです。

それからは、室内でも飛ばせるような小さなドローンを買ってひたすら練習の毎日。
記録しているだけでも飛行時間は100時間は超え、つぶしてしまったドローンは3機(モーターがいかれるか、バッテリーが死ぬか)
全部で5機(それぞれ¥5,000前後)買いましたが、最後の2機は今でも若い者の練習用に現場事務所に置いています。

一通り思い通りに操縦ができるようになったところで、まだ難関が。
静止画はいいのだが、(だったら静止画でいいじゃんと思うのですが)動画となるとどう動けばよい映像になるのかさっぱりわからない。
とにかく、動画を再生してみると何を撮ればよいのか、撮ってみても何を映しているのかさっぱりわからない映像が出来上がる。
現場の撮影対象は動くものじゃなくて、現場そのもの。動かないものですからねぇ。
働いている作業員とか、稼働中の重機を撮影しようってわけじゃない。
動いていない「地面というか土」を撮影するわけです。まあ、YouTubeにあふれている自然の風景を撮るようなものなのですが着眼点は全く違うわけで、その辺の感覚を磨く必要がありました。
何度も撮影を繰り返して試行錯誤の繰り返しでした。

現在では現場動画の撮影にはPhantom4Proを使用しおり、初フライトから1年半かかってどうにかみられる「映像」が撮れるようになってきました。
結果的にはその「映像」が作業の打ち合わせに欠かせぬものになってしまっています。写真(静止画)と比較すると情報量が半端じゃないわけだ。

肝心の測量のほうはというと、
こういうのは若者に任せて…と思っていたのですが、最近の若者はこういう物に興味が無いのか、
結局私がやっております。機種はDJI Matris-100という3世代くらい前の中~大型機で、離陸から固定ルート(Way Point)の飛行までは機械任せで楽ちん。なのですが、着陸に難あり。まったく操縦経験が無い人にはちょっと(3回に1回くらいは失敗するかも)…な難しい(癖のある)機体です。
いや、本当は若者こそこういった新技術に慣れ親しんでほしいのですがねぇ。

Mavic2Proは主にオルソ画像用の写真撮影に使っています。1000枚以上の写真からオルソ、ポイントクラウドを作るのに、土木工事の現場事務所ではちょっと見かけないくらいのハイエンド構成のPCを1台新規で組みました。
Mavic2Proは小型軽量であるが故、ちょっと行ってちょっと撮ってくるという現場撮影の用途にも使っていますが頻度は少ないです。
空から撮れるっていうのは、普通のカメラに比べて非常に自由度が高く、必要な現場状況を得るのに大変有利であると感じています。

毎日、お天気・風向風速とにらめっこなのでした。